加齢臭ってなあに?

 

「オヤジ臭」などといれててすっかり知名度が上がった加齢臭ですが女性には関係ないと誤解していませんか?

 

加齢臭は男性、女性の区別なく加齢によって起こるものです。名前は知っていても、意外と実態はしらない加齢臭。ここではその基本を知ることで正しい対処法を教えます。

 

4つのキーワードで知る加齢臭

 

中高年特有のにおい

 

加齢臭の原因物質は40歳前後から分泌されるようになります。とくに女性は閉経後に顕薯に表れます。

 

男女平等に起こる

 

加齢臭の原因物質は、男性と女性の区別なく分泌されます。オヤジ臭と思って油断していてはいけません。

 

生活習慣が左右する

 

加齢臭には生活習慣も関わっていきます。食生活やストレスを管理することで、加齢臭防止にもつながります。

 

日本で発見された

 

化粧品メーカーの資生堂が、中高年特有のにおいに着目して研究を重ねた結果、加齢臭の仕組みを解明し、命名しました。

 

加齢臭はどんなにおい

 

私たちの皮膚は、潤いを保つために皮脂腺から出る皮脂でおおわれています。

 

皮脂の組成は加齢によって変化することが分かっていますが、中高年以降にとくに増える成分があります。

 

それが酸化によって分解されたり、皮膚常在菌に分解されたりするとノネナールという物質を作り出すことが分かりました。このノネナールこそ加齢臭の正体です。

 

ノネナールが出す加齢臭に、さらに汗やその人の他の体臭が混ざり合い、強いにおいを発するようになります。

 

デリケートゾーン

 

多少のにおいがあるのは当たり前。あまり神経質になる必要がありませんが、おりもののにおいがいつもと違う沖には要注意。

 

ニオイの原因

 

正常なおりものは甘酸っぱいにおいがあるが病気があると悪臭をともなうこともあります。

 

下着やストッキングで蒸れて、雑菌が繁殖して臭います。脂っこい食事やにんにくなどを大量に摂ると、においが強くなります。

 

日本人ではごく少数だが、「すそわきが」と言われるアポクリン汗腺からのワキガ臭があります。

 

対策

 

正常なおりもの以外の臭いに気付いたら婦人科を受診する。シルクなど通気性の良い素材の下着をつけガードルなどでしめつけたりしない。

 

脂っこいものや肉、ニオイの強い食材うぃたくさん摂らないようにする。日本人の「すそわきが」は軽く、専門医の治療でほとんどが簡単に治せます。

 

 

 

「加齢臭」とは何か?

 

「加齢臭」とは、人間が出す「皮脂」が酸化することで発生します。脂っぽいニオイのことです。

 

皮脂は、高年齢だから多く分布される、というわけではありません。「脂っぽいニオイ」は高齢者でなくても発生します。

 

また、男性だけでなく、女性でも「脂っぽいニオイ」は発生します。

 

更年期

 

女性ホルモンには汗腺機能を調整する働きがあります。そこでホルモンバランスが崩れると汗がコントロールできなくなり、強くにおうことがあります。

 

ニオイの原因

 

全身ではなく、体の一部からどっと汗をかくと、においの強い汗になりやすいです。

 

自律神経のバランスが崩れて汗をかくと、アンモニアなどのニオイ物質を含むことが多いです。

 

対策

 

体温調節のしやすい重ね着をする。熱くなったら1枚脱ぐだけでも多汗の予防にもなります。

 

汗をかいたら、ゆっくり腹式呼吸をしてリラックスする。

 

日ごろから半身浴などでゆっくりお風呂に入り、血行をよくする。