更年期の汗もにおいの大敵
更年期障害の代表的な症状に”ホットフラッシュ”があります。
”ホットフラッシュ”とはほてりやのぼせのことで、顔を中心に上半身に集中して汗をかきます。女性ホルモンの低下で汗腺機能の調節がうまくいかなくなることや、自律神経の乱れによって起きます。
こうした更年期の汗はにおいが強いのが特徴。一部の汗腺から集中して大量に汗が出ると濃度が濃く、べたべたして蒸発しにくい汗になります。
日頃から軽い運動をしたり、半身浴でよく汗をかくなど、更年期の汗対策には汗腺をコントロールすることが予防に繋がります。
デオドラント剤の選び方
わきの下のにおいを抑えるデオドラント剤にはいろいろなタイプが出ています。
スプレータイプ、パウダータイプ
制汗作用の高いものが多いので、わきの汗や汗臭さを抑えたい時におすすめです。
ロールオン、クリームタイプ
殺菌作用が強いものが多いので、わきが臭の予防におススメです。わきが臭の場合は、デオドラント剤は香りが混ざらない無香性のものを利用する。
ふきとりシート
急な発汗に悩まされている場合には、持ち歩けてすぐに使えるシートがおススメです。
女性ホルモンには汗腺機能を調節する働きがあります。
そこホルモンバランスが崩れると汗がコントロールできなくなり、強くにおうことがあります。
においの原因
全身ではなく、体の一部からどっと汗をかくと、においの強い汗になりやすい。
自律神経のバランスが崩れて汗をかくと、アンモニアなどのにおい物質を含むことが多い。
対策
体温調節のしやすい重ね着をする。暑くなったら1枚脱ぐだけでも多汗の予防になる。
汗をかいたら、ゆっくり腹式呼吸をしてリラックスする。
日頃から半身浴などでゆっくりお風呂に入り、血行をよくする。